ヤムチャ2
66: ヤムや 2007/08/23 01:30:10 ID:yS8avTgV
スロ専門店、ガーリック。
いつものように、光に包まれたヤムチャが、駐車場に倒れていた。



「ヤムチャ様、大丈夫ですか?」
帰りが遅いヤムチャを、探しに来てくれたのだ。仙豆を持参して。
ヤムチャに仙豆を飲み込ませるように、食べさせる。
意識が戻るヤムチャ。


「あぁ、プーアル。いつも、すまないな。」

財布を探すが、どうやら糞猿に持って行かれたようだ。


「また、糞猿に財布ごと持って行かれたようだ。」
ヤムチャは深いため息をついた。


「取りあえず、家に帰りましょう。ヤムチャ様。」

「ああ、そうだな。」

そう言うと、プーアルを抱えながら、舞空術で家に帰るヤムチャ。


67: ヤムや 2007/08/23 01:46:16 ID:yS8avTgV
「そうだ!変化だ!」
閃いた案をプーアルに説明する。

近々、M字の店が開催する全台6の激アツイベント、サイヤ6に二人で打ちに行くこと。
プーアルは変化をしあくまで他人になり、糞猿たちに気づかれないようにする。

そして、次の日からヤムチャはプーアルに、リンかけのリプパン外しとボーナス絵柄の目押しだけを徹底して教え込んだ。


「いいか、プーアル。スイカを取りこぼしてもかまわない。ただRTだけは、きっちりとこなすんだ。」


「はい、ヤムチャ様。」



ヤムチャとの特訓も相まって、ある程度の目押しができるようになるプーアル。
そして、いよいよ、M字の店のイベント、サイヤ6の日がやってきた

68: ヤムや 2007/08/23 01:58:08 ID:yS8avTgV
深夜2時。

プーアルと共に、M字の店へと向かう。


店に着くと、まだ誰もいなかった。


「全6イベントだが、まだ誰も来てないようだな。」

「そうですね。ヤムチャ様。」

「よし、プーアル。計画通りに行くぞ。」

「はい!」

そう言うとプーアルは、人気のない場所へ行く。
「変化!」
一見、如何にもスロプーな若者の格好になる。



そして、一時間くらいして店に並びに戻ると、ヤムチャの後ろには10人ほどの列ができていた。


(スロットのイベントってこんな時間から、並ぶんだ。ヤムチャ様が言った通りだ)






そして、夜は明けていった

69: ヤムや 2007/08/23 02:09:57 ID:yS8avTgV
開店5分前。


いつも通りに、糞猿たちがやってくる。
「オッス。ヤムチャ。やっぱ、一番取ってくれたか。オラ、一番じゃなきゃイヤだからんな!」

意味のわからんことをほざく糞猿。

「ああ、わかってるさ」
適当に流すヤムチャ。

「ところでヤムチャ。今日はなに打つんだ?」

「今日か?今日は、戦国無双だ。」

「戦国無双?リンかけじゃねぇのか?」

「ああ、6なら万枚も狙えるらしいからな。」

「万枚?オラ、万枚大好きだぞ!よし、オラもそれにする。目押し、頼むかっな。ヤムチャ!」

(よし!糞猿をプーアルから離せたぞ!)
そうこうしていると、開店になり悟空とヤムチャは戦国の島へ。
若者に化けたプーアルはリンかけの島へ。

共に、目当ての台をゲットすることに成功した。

70: ヤムや 2007/08/23 02:32:36 ID:yS8avTgV
開店から4時間。


ヤムチャは既に、ARTとボーナスの連打で三箱出していた。
プーアルは、最初の出だしは悪かったものの一箱半。


そして、糞猿は………なんとバトルボーナスで信長に負け無しが続き、無限ARTの四箱も出していた!そして、



(この俺が、糞猿に負けてるなんて……まぁ、いいか。これで大人しくしているなら。)

「おい、ヤムチャ、ボーナス確定だ!目押し頼むぞ!」


「ああ。」

すると、今度もバトルボーナス。

「へっへぇ。また信長ってやつをぶっ倒してやっぞ~」



ところが、そのボーナスでなんとプレイヤーキャラが負けてしまった!

「な!負けちまったじゃねぇか!ヤムチャ!さては、オラの台になんかしたな!」


毎度毎度、理不尽な文句を付けてくる糞猿。


「ちょ、ちょっと待て。負けても、ARTは続くんだ。大丈夫だ。悟空。」


「本当か?ならいっけどよ。パンクの外しは頼むからな。ヤムチャ」

72: ヤムや 2007/08/23 03:03:21 ID:yS8avTgV
トイレに立つヤムチャ。さりげなく、プーアルの台を確認する。すると、二箱に増えていた。

(よし!いいぞ。プーアル。)


自分の席に戻ると、悟空のARTに黒の大ナビが発生していた。


「おっ、ヤムチャ。頼むぞ!」

「あ、ああ。だが、悟空。もしかしたら、ARTが終わるかもしれないが、いいか?」


「なに言ってんだ、おめぇ。終わったら、おめぇの命も終わりだぞ?」


(死の二択かよ。毎回、ふざけやがって)


自分の勘を信じ、赤七を狙う。


すると……外れた!
胸をなで下ろすヤムチャ。
だが、すぐさま、糞猿は黒の大ナビを引いた!


糞猿の顔をちら見するヤムチャ。気がスパークし始めている。

「おい、また頼むぞヤムチャ。」

再び、勘で外しに成功するが、次ゲーム。また黒の大ナビを糞猿は引いた。




「ヤムチャ!!オラの台に何をした!!なんで、こんなにパンクしそうになるだぁ!」

まだパンクした訳じゃないのに、すでに糞猿は怒りがMAXになっている。


「まて、悟空。い、今外すから。」

が、ヤムチャの勘が外れる。




それと同時に、特大の光がヤムチャと、戦国無双の島を包み込む。……………

73: ヤムや 2007/08/23 03:17:21 ID:yS8avTgV
気がつくと毎度のごとく、駐車場にいた。



そして、側にプーアルも。



「やりましたよ!ヤムチャ様!」

意識が戻ったヤムチャに抱きつくプーアル。
袋の中から、換金用の景品を取り出した。


「これは?まさか?」


「はい!あの悟空さんを出し抜いたんです!結局、ヤムチャ様が言った通りに、あの後悟空さんは、ヤムチャ様のメダルと自分のメダルを流して、帰ってしまったんです。」



「じゃ、じゃあ…」

「僕は頑張って、万枚出しました!」

「は、ははは!そっか!やったな!プーアル!」

「はい!ヤムチャ様の計画通りです!さすがの悟空さんもベジータさんの店じゃ、あれ以上は出来なかったみたいです。」

「そっか。やったんだな!俺たち。よし、プーアル。今日は、おいしい物を食べに行こう!」




その夜。ヤムチャの家では、明るい笑い声が絶えなかった。




引用元:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/slotk/1187494582/